スーナろぐ

海水魚、サンゴを自宅水槽で飼うための情報。今うちにいるコンゴウフグの「スーナ」についてなど。

海水魚水槽の塩分濃度と足し水(水質の維持について考える)

      2015/07/03

魚たちにはゴメンと思いつつ、しばらく水かえをサボっていたときなどは特に、水を替えた後の海水の匂いも大分かわりますし、見た目の透明度や、ドロっとした感じがサラサラになった感じもします。不思議と魚たちも喜んでいるように見えたりします。海水は魚たちにとって、人間の空気のようなものなので、それだけ重要ということになります。
あまり頻繁に水替えを行ってしまうと、自然ろ過で定着したバクテリアたちの意味がなくなってしまいますので、だいたい2週間に1度、水槽の約1/3を交換します。
次の水替えを行うまでの維持期間については、放置しておくと水が蒸発してしまうため、足し水を行います。蒸発するのは水分だけですので、塩分やミネラル分は水槽内にそのまま残るということになります。そのため、足し水をせずに放置しておくと、塩分濃度がだんだん上がってきてしまい、魚たちにストレスを与えてしまうことになります。
私は特に夏場は毎日かならず足し水をします。もちろん、足し水は塩分濃度を維持するために行いますので、真水を入れます。海水魚を飼い始めた一番はじめのころ、実は私も勘違いしていて数日間続けてしまったという恥ずかしい経験なのですが、初心者の方はこれを理解せずに、海水を足し水として入れてしまう方がいるようです。海水を足してしまうと当然、どんどん塩分濃度が上がってしまいますので、結果、余計に魚たちにストレスを与えてしまうということになってしまいます。

 - 塩分濃度, 水槽環境