コケ掃除をしてくれる生物たち
2015/07/03
海水水槽での飼育をしている方は、必ずと言っていいほどコケの発生に悩まされるのではないでしょうか?茶ゴケ問題については、直近の課題でしたので対策の検討について記載してきましたが、コケを食べてくれる生物を飼育する、という方法もあります。ただ、大量発生してしまった後では、コケ掃除のために水槽に入れてもさすがに綺麗に無くなるということは無いかもしれません。あくまで普段、発生するコケを減らす、位に考えたほうがよさそうです。
コケを掃除してくれる生物としては、「マキガイ」「シッタカ」など貝の仲間、「ヤドカリ」の仲間、「エビ」の仲間が有名です。我が家の水槽には現在、「マキガイ」が2匹、うち1匹はライブロックから生まれて育ってきたやつ、もう1匹はここ3年位掃除してくれている長生きなやつです。また「ハナビラタカラガイ」も1匹おります。夜中に歩き回ってコケを食べてくれるので、水槽の下に敷いてある砂地を綺麗に保ってくれます。1番長生きしている「マキガイ」は、時折、数日間砂地に潜ったまま姿を見せないことがあり、☆になってしまったのか心配になることもありますが、気付くと歩き回った後が残っていたりしますので、静かに生きていてくれています。水槽環境をよりよい状態に保つには、これらの生物の働きを借りることも大切だと思います。